仕事、家族…つれづれ 6
人生の成功がある人物に偶然出会って知遇を得ることであったり、また失敗がたったひと電車遅刻して時間に間に合わなかったり、一本の電話のかけ忘れに起因することさえある。
若い頃は学歴や美醜や才能に大きな関心を抱く。
学校の成績のいい者が出世し成功し、美人が幸せへの切符を手に入れる最も近道にいると思う。
しかし、人生はあざなえる縄の如し、とはよく言ったもので最初から最後まで順風満帆でゆける人間は少ない。
マドンナと高校時代男子学生の人気を二分していたもうひとりの美女は高校三年生のとき、妊娠し、いつか故郷から消えている。
彼女になにの責任があったか知らない。
ただ、多くの男を魅了する美貌と体を持ったために、はやく人生の針路が決まってしまった。
男たちはいまマラソンでいえば、男も女も人生の折り返し点を過ぎてしばらくした辺りにいる。
目立たなかった同級生が地道に実社会で地歩を築いて堂々としている者もむろん多い。
出世をしてもひと目でこれはいかがか、と思える風体の人物もいるし、出世には縁のない職業や仕事をしている者でも、まっとうに生きてきたな、幸せだな、とはっきり書いてある見事ながある。
この年齢になれば、出世より健康、若さが勝負だ、と大声を出している男もいる。
いずれにしても、やり直しのきくはずもない人生を、「もしあの時こうしていたら」と考えさせるのは同窓会の独特の雰囲気なのだろうか。
本当にこの年になって同窓会に出ると、人生いろいろなんだな、と思います。