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2010年11月 アーカイブ

仕事、家族…つれづれ 1

仕事について、家庭生活について、あれこれ思ったことです。


ずばり言えば、食うたあ、生活の保障のための結婚を必要としていないのである。

男のほうも、独身時代に洗濯機から冷蔵庫まで完備しているから、女房がいなければ、快適で便利な生活ができないなんてことはなくなった。

生活のため、便利さのために結婚しなくても生きていける、"非婚の条件"ができたのである。

いや、何より貞淑な妻になろう、という女性自身が消えかけている。

今の女たちは、自分の人生を共に歩める相手を求めている。

同じような考え方をし、同じような好みをもって共に人生を歩むことを望んでいる。

「あの人、面白くない」。

これも今の女の重要な拒否の理由である。

それは豊かな時代の"共働き、共遊び"の思想である。

いわば、運転席が二つある自動車だ。

教習所で運転免許を取るときに習うあのスタイルである。

いや、時には車が二台で、別々に自由に運転し合い、気の向いたときに会うというスタイルも珍しくない。

自信のある女は気にいった男と自由にしたいのである。

生活の安定は当然のことで、次に、考え方や価値感が、楽しい人生を送るために重要な尺度となったのだ。

仕事、家族…つれづれ 2

娘の帰りを待ちながら、男は撫然としている。

しがない男の言うなりにならなければならない主婦業は、一流の女の証でなくなってきたのだろうか。

女房は「当然じゃないの。

今まで女が弱すぎたのよ」と落ち着いたまま、テレビから目を離さない。

家の制度が壊れ、家庭が夫婦のものになり、そして時に家庭という仕組みさえも重荷になり、男と女がそれぞれもっと自由に自分の人生を選ぶ。

戦後もとうとうここまできたのか、という感慨もなくもないが、男は"それで良いのかな"と疑っている。

価値感が同じで、仲よく楽しく生きられれば、それは幸せなことだ。

食うために我慢を重ねて維持する結婚ではつまらない。

それは確かだ。

だが結婚は楽しいときだけ、楽しいことだけいっしょする、というようなものではないのではないか。

人は所詮どこまで計算しても、計り知れない山あり谷ありの修羅の世界に住んでいるのではないか。

いくら富があり、立派な学歴があっても、長い人生に何が起こるか分からない。

人はどれだけ偉くなっても、金や地位を得ても、所詮それ相応の苦労との道連れである。

結婚は人生の長い道程を、独りで歩むのか、伴侶と共に歩むのか。

という分かれ目ではないのか。

喜びだけでなく苦しみも共にできる人、古びた言い方だけど、"苦楽を共にする"という固い決意、生き方を持っているかどうかがいちばん大事ではないのか。

草食男子だの、ナンだの、あまり今の若者には結婚というのものは、魅力を感じないものなのでしょうかね。

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